父「なあ沙羅。」


沙「―ビクっ!なんですか。」


父「俺たちが怖いのか。そうだよな。あるだけの事をされていたのだから。」



母「こんなやつに謝らなくていいのよ!」

父「お前は黙ってろ!!」



父「君は沙羅のそばにいても平気なんだな。信頼されているようだ。」


陸「ああ。はい。おれは沙羅を傷つけたりなんかしませんから。」


沙羅の肩を抱くこの少年になら、沙羅を任せてもいいのかもしれないな。