「俺、遠くの大学に行くんだ」



私は悪寒を感じ、

血の気がさーっと引くような感覚に襲われました。



「もうお前とは会えなくなる」



会えなくなる?



「最後にクリームパン持ってきたんだ」



そんなの、

いやだ!



嫌な予感が的中してしまい、

なりふり構わず叫び続けました。



「俺の言ってることが解るのか?そんな淋しそうに鳴くなよ…」



彼はしゃがんで
哀しそうな目でこちらを見つめました。


それでも、私は叫び続けました。