いつも友達の聞き役で、授業も真面目に聞いちゃって、おどおど自信なさげで優しくて…。 要領悪くて損な役回りだってかって出るような、そんな晋也が好きだったなぁ。 「手繋がないの?」 手を繋いだのだってあたしから。 「ねぇキスしたいよ…」 なかなかキスしてくれない晋也に不安と不満を抱きながらあたしからしたっけね。 好きな気持ちもあたしの方がずっとずっと大きかったんだと思う。 それでも…。 好きだったよ、晋也。