「え、でも求人の人が快適なホテルのような場所だって言ってましたけど」 「ええ、無人島の中に快適なホテルのような場所があるのです」 やがて、ボートは無人島にたどり着いた。 まだ夜が明けるか明けないかの時間帯だった。 「オットー様。では、いってらっしゃいませ。あそこに見える建物が会場です」 そういって、係りの人は島にひとつだけある建物を指差した。 「3日後に迎えに参ります」 「会社の人って、この島にいないんですか」 「いません。全員被験者の方だけです」 「全員って何人くらいですか」