沙弥ちゃんの顔が赤かったので、水とついでにナポリタンを持って行った。 「朝ごはん食べてないだろ? うちの料理食べたら笑顔になれるのが売りなんだ。 沙弥ちゃんには笑顔になって欲しいからいっぱい食べて」 「おいしい…」 「良かった!」 良かった…。喜んでくれて。 「私パスタの中で1番ナポリタンが好きかも」 「本当?良かった。あ、甘いもの大丈夫?」 「あ、はい」 俺はまた厨房へ行った。