「あっ!そろそろ店内戻らないとか…。行くか、沙弥」 そう言って萩原さんは手を差し出した。 「はい!」 そして私は萩原さんの手をしっかりと握った。 店内に戻るとみんながこっちを向いた。 すると梨衣が 「沙弥ー。萩原さんとラブラブなのはいいけど、遅いよ~」 私は恥ずかしくて下を向いた。 「まぁいいや。沙弥ぁぁ!!」 梨衣がいきなり声をあげた。 「えっ?」 「せぇーーーのっ……」