「はい!…んでどうした? 受験勉強の方は大丈夫?」 「そのことなんですけど…」 言わなきゃ…。 「私…外国の…アメリカの大学を受験することにしたんです…!」 萩原さんはしばらく黙っていて、ようやく口を開いた。 「そっ…か…。うん、沙弥ちゃんならきっと受かるよ! 合格したらお祝いしてあげるよ!!」