そして次の瞬間、地味っぽい生徒が冬磨になった…
「と…冬磨さん?」
私は、驚き過ぎて叫んでしまった。
「清葉ちゃん驚きすぎだよ?」
冬磨は、そう言ってにこっと笑った。
「なんで冬磨さんが?」
「あ、俺ここの生徒なんだ。学校じゃ変装してるけどね?昨日清葉ちゃん見た時どっかで見たことある気がしてたんだけど、制服姿と私服って雰囲気変わっちゃってて今朝学校で清葉ちゃん見るまで全然気付かなかったよ?」
冬磨は、そう言って笑った。
「なんで変装なんか…?」
「俺一応、一条病院の跡取りなんだけど…
あ、一条病院知ってるかな?」
私は、こくんっと頷いた。
一条病院は、世界的に有名な大きな病院で海外からの患者さんも多いとか…
日本では、ダントツの医療技術を持つ病院だ…
「それで、さすがに暴走族やってるの学校にバレたらヤバいじゃん?だから一応保険にね?」
