「えっと…あの場所に居たのは、本当に偶然で繁華街を歩いてたら男の人に話しかけられてはちょっと面倒くさかったんで走って逃げたんです。それで気づいたらあの路地裏に居て…そうしたら急に凛斗さんが現れて、次に獅童さん達も現れてって感じですけど…」
「清葉ちゃんは、凛斗の事とか「Beast」の事とかどれくらい知ってるのかな?」
「あの…本当に言いにくいんですけど…私、凛斗さんの事も何も知らないんです…「Beast」についても…すみません…」
そう言う私に冬磨は、若干驚いている様子だった。
失礼だったかな?
なんかいろいろ有名みたいだし…
「清葉ちゃんは、この辺の出身じゃないの?」
「えっと…生まれは、こっちです。でも6歳から去年まで私海外で暮らしていて、こっちに帰って来てまだ半年しかたってないんですけど…私あまり出歩かないので世間の事とかあまり知らないんです…」
