「…そう…か…」 な、泣きそう!? …もう仕方ないか…捺を泣かしたくない。 「俺が好きなのは…捺だよ。」 「………え?」 「…だから、俺の好きな人は…捺なんだよ。」 捺が固まって動かなくなった。気持ち悪がられたかなぁ…あーあ… そんなことを考えていると周りでキャアっと甲高い声がした。 周りを見てみると、女子のにやけた顔。 …ここ教室だった。