ピンポーン、と夏に近づいて来たある日家のチャイムが鳴った。
配達かな?それとも勧誘?
勧誘でも大和がいるから大丈夫だと思い鍵を開けると
「よーす!」
うちの最強姉貴が立っていました。
「あー!りのー!」
「よー、斗真!かわんねーな。」
「りのー!」
いきなりやってきた人物こと、正真正銘私の姉貴様で斗真は久々に会うからか大喜び。
「いきなりどーしたの?来るなら来るって言ってくれればいいのに」
そう言って連絡来たことないけど…
「あー?今日来たのは……ん?」
「…………」
「斗真、あの固まってる男は誰だ?」
「やまとー!」
あ!大和の存在すっかり忘れてた!
しかも大和と姉貴は初対面だし…
「大和?だれだそりゃ?」
「あ、あのお姉さん!!俺、彩乃さんと結婚を前提に…お付き合いさせていただいてます!小川大和です!」
大和から聞いた“結婚を前提に”って言葉をはじめて聞いたのでびっくりと嬉しさで溢れる私だったが…
「あー、彩乃の彼氏か。」
「はいっ!」
緊張している大和に姉貴がにっこりと営業スマイルを見せた。
「“響”でキャバやってる“鞠乃”です〜。ご贔屓にお願いしますっ」
「は、はい!!」
「こらこら、営業しない!名刺を渡さない、貰わない!」
「ちっ」
舌打ちしなーい!
ったく、さすがNo.1キャバ嬢だ…


