屋上に連れてかれるのを見たと言うのを聞いて



走って行ってみるとそこには



女子3人と飛鳥がいた。



そして3人のうち1人はナイフを持って飛鳥を刺そうとしていた!!




俺は無意識に信じられないほどのスピードで駆け寄り、



それを食い止めた。



そいつは反抗をやめてしゃがみこんだ。



飛鳥は呆然と立っている。



俺は屋上に行くのを見たっていうのを聞いてここに来たことを話すと



「ありがとう。龍也がいなかったら今頃あたし・・・」



と飛鳥は怯えながらそう言った。




「だから何回も言ってんじゃん!

 守るって。」



俺がそう言うと、飛鳥は天使のような顔して微笑んだ。



その瞬間、胸がドキッとなった。



あんな顔、見たことねー・・・



顔が赤くなるのがわかる。



俺は気づかれないために目線をそらした。