「そんなに知りたいんならあたしじゃなくてあいつに聞けば？」



そう言うと、困った顔をした。



すると、龍也が教室の前を通った。



「龍也だ！！聞いてみようぜ！」



話を聞いてた男子が一斉に龍也の元へ向かった。



「龍也～～～！！

　お前さあ、なんでさっき白河助けたの？」


「やっぱ付き合ってんの？」



みんなが龍也の周りを囲った。



「なんでって・・・」



と言って龍也はあたしを見た。



「好きだから。。」


少しの沈黙のあと急にキャーキャー騒ぎ始め、



男子からは質問攻め。


女子は泣いてる奴、あたしを睨む奴、いろいろいた。



そしてまた不安がよぎった。



龍也のことを好きだった奴らはたくさんいる。


そいつらがこれを聞いたら・・・


今だってあたしを睨んでる奴はたくさんいる。



それがほかのクラスにまで知られたら・・・



前みたいにいじめられたら・・・