龍翔さんの声は怒りで震えていた。



「それまで頑張って学校もちゃんと通ってたのに
 次の日からは不登校になって、家から一歩も外にでなくなった。」



だからあのとき、俺を吹っ飛ばしたんだ・・・


俺の言葉に信用できなくて
怖くなったから
それできっと思い出させちゃったんだ!


「あいつはもう誰も信じられないんだと思う。
 けどたつやくんには過去をはなした。
 それはたぶんたつやくんのことちょっとは信用してるってことだと思う。
 だからこそ守るなんて軽々しく言ってほしくない。」



「俺は軽々しくなんて言ってない!
 本気でそう思ったんだ!!」



「最初そう思っても後でどう思うかわかんないだろ?」 


「・・・絶対守る。
 この気持ちはかわらない。」


「そんなのわかんねーだろ!」


「変わらねー!」


そうい叫ぶと、龍翔さんはため息をついて


「わかった。信用する。
 けどもし、飛鳥を裏切ったら・・・」


「絶対裏切りません。」