「あたし、中学の頃までこんなんじゃなかった・・・」
「どういうこと?」
さっきよりは落ち着いたからあたしと龍也はベッドに並んで座った。
「あたし、もともとこんな男勝りじゃなかった。
もっと女の子らしかった。
自分で言うのもあれだけど結構モテたし。
で、ある日友達が好きだったら子に告白された。
もちろん断ったけど。
なのにその男子がOKされたとか嘘流しやがって
それであたしは女子から嫌われた。
で、女子はそのことを他にも言いまくって
他の女子からも嫌われた。
それが男子にも広がって
ほんとはものすごく性格悪いとか
年上とかにも彼氏が何人もいるとか
嘘の噂が流れまくって
男子にも嫌われた。
それであたしに告って嘘ついたやつも
浮気された、
やってるの見た
とかまた嘘流しやがって
親友にも嫌われた。
