放課後、あたしはあいつに言われたとおり教室で待っていた。



すると、すぐにあいつが来て、



「ごめんごめん、、」


と笑顔で言ってきたが、すぐに真顔になった。



「あのさ、

    俺、・・・・・」



「なに。」




「俺、飛鳥が好きです。

      ・・・付き合ってください!」



と言って手を出した。




「・・・やめろ・」




とあたしは小さい声で言った。




「何?ごめんもっかい言って。」




「好きなって言うな!!!!!!」





あたしはそう叫んで教室を飛び出した。



家に帰る間、ずっと過去の記憶が蘇ってくる。



もうやだ・・・・



もうやだ・・・



「もうやめて!!!!!!!」


誰もいない道であたしは叫んだ。