君を守る~二人の約束~

「うわっ」


あたしは驚いて声を出してしまった。



「・・・んだよ。」



「聞こえないのかと思って。」



「聞かないようにしてんの!!」



「・・・」



あたしはまたしかめっ面で逆を向いた。




「じゃあ、聞こえるようにする!」



・・・?



「なんで助けてくんなかったんだよ!!!!!!!!!」

と大声で叫ばれた。




耳が痛い・・・




「うるさい。」




「・・・」




そいつは立ち上がって席に戻った。



やっと諦めたと思ったらこっちをむいて



「お前面白いな。」



といって笑った。