~修也side~


女たちを上手くまいて

クラス表を見たら

偶然にもあの西野優菜と

同じクラスだった。

「おーいっ 修也! 俺たち同じクラスだな!!」

「あぁ、 そうだな。 雄太」
雄太(ユウタ)は俺の親友みたいなもんで、俺の性格も知っている。

「修也さぁ、入学式からモテすぎだから!!何?徳花学園のプリンスって♪」

「知らねぇし。勝手に女どもがいってんだろ?」

「いーよなぁ。お前はそんなにモテて。」

「いや、お前もなかなかだと思うけどな。」

「そうかなっ♪なぁー 聞いてくれよ 俺一目惚れしちまったかもしれねぇんだ…」

「…お前がか!? 相手は誰なんだよ?」

「有名だから多分知ってると思うけど、西野優菜ちゃんだ。 あの子さぁ入学式で寝ててめっちゃ寝顔可愛くって、こう胸に ズキュンってきたんだよな…」


…西野優菜ってあいつじゃねぇか。

ふーん。

あいつが一目惚れって相当だな…。

なんか気にくわねぇ…

「あっそ。 てかそろそろ教室行こうぜ。」

「なんだよ~ 人が真剣な話してんのによ。まぁいっか優菜ちゃんと同じクラスだし」