携帯メールの着信音が鳴った。
晃司くんからだった。
家の外に、迎えにきているという連絡だった。
わたしは晃司くんに今から行くと返信し、それから荷物を持って部屋を出た。
階段がきしまないように、ゆっくりと階段を下りていく。
玄関までたどり着くと、わたしは靴箱の上に両親に宛てた手紙を置いた。
お父さん、お母さん今までありがとう。
たくさん愛してくれて、たくさん叱ってくれて、わたしのことをいつも大切に思ってくれてありがとう。
わたしはこれから、晃司くんと赤ちゃんと一緒に生きています。
言うことを聞けなくてごめんなさい。
でもわたしは、どうしても赤ちゃんを諦めることができません。
赤ちゃんを手放すこともできません。
お父さん、お母さん、さようなら。
晃司くんからだった。
家の外に、迎えにきているという連絡だった。
わたしは晃司くんに今から行くと返信し、それから荷物を持って部屋を出た。
階段がきしまないように、ゆっくりと階段を下りていく。
玄関までたどり着くと、わたしは靴箱の上に両親に宛てた手紙を置いた。
お父さん、お母さん今までありがとう。
たくさん愛してくれて、たくさん叱ってくれて、わたしのことをいつも大切に思ってくれてありがとう。
わたしはこれから、晃司くんと赤ちゃんと一緒に生きています。
言うことを聞けなくてごめんなさい。
でもわたしは、どうしても赤ちゃんを諦めることができません。
赤ちゃんを手放すこともできません。
お父さん、お母さん、さようなら。


