「ありがと!」

晃司くんもにっこりした。



「おれ、めちゃめちゃ由衣ちゃんが好きだから!」



「わたしも同じくらい、晃司くんが好き。」




その日から、わたしたちはクラスメイトという関係から、彼氏と彼女になった。


そして晃司くんはわたしのことを望月さんではなく、由衣ちゃんと呼び、わたしは晃司くんのことを、吉岡くんではなく、晃司くんと呼ぶようになったのだ。