恋とか愛とか、それまで考えたこともなかったけれど、晃司くんに出会ってから考えるようになった。


それまでは絵がわたしのすべてだったけれど・・・、


今は晃司くんのことがすごく大切に思える。


一緒にいたいと思う・・・。




「吉岡くんは・・・、わたしにとって・・・、大切な人だよ・・・。とっても・・・。」

わたしは答えた。

「だからこれからも・・・、わたしのことよろしくね。」



「つまり、OKってこと・・・?」

晃司くんは確認するように、そっとたずねた。



「うん!」

わたしはにっこりした。