「あのときの写真はもう消したから。」
そういえば、と彼がついでに付け加えた一言は衝撃的だった。
「な、何で⁉」
「そもそも、脅すつもりじゃなかったんだよ。
保健室で見た君にどうしても部活入って欲しくて。
だからせめて話だけでも聞いて欲しくて。
他に方法が思いつかなかったんだ。」
ごめんねー、もうしないよ。
と、たいして反省などしてないような口調で謝られる。
こんな一言で信用するなんて馬鹿きもしれないけど、
私は彼を信じてみたいと思ったんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…