「簡単だよ。
お昼にここにきて、一緒にトランプやったり、ゲームしたりするだけ。
ね、楽でしょ?」
「いや、部活ってそんなの聞いたこと無いですけど…」
どうにも目の前の男の言ってることが理解できなくて、聞き返す。
「だから言ったでしょ。
僕と君で作るんだよ。新しい部活を。
最初は部員ニ名の弱小クラブだけど、来年新入生が入ったらもっと人数を増やすんだ。
やりたい時にやりたいことをやりたいだけやって、先輩後輩の厳しい上下関係なんて一つもない。
そんな部活を作るんだ。」
一緒にやってくれる?
このとき、私はこの人について行こうと
本気で思った。
