気づけば、肩に置かれた彼の手。 そしてそのまま、彼の体が近づいて… 目の前が、暗くなった。 ふわっと甘いカオリが、私を包んだ。 抱き締められてると自覚するだけで、物凄く時間がかかった。 …待って!! 何なのこの状況っ!? そして、彼はさらに私を混乱させる。 「ごめん亜季、俺今日こいつの相手しないといけないから」