「えっと…優の、お兄さん…??」




私は、恐る恐る2人の顔を交互に見比べながら尋ねた。



…よく見たら目元がけっこう似てるかも!!




「そ、優は俺の弟だよ」


「…はぁ。兄貴には会わせたくなかったのに。」




そういえば優、お兄ちゃんがいるって言ってたような…


話したくなさそうだったからあんまり聞かなかったんだっけ…




「で、なんで兄貴が未織と一緒にいたんだよ…??」



「あぁ、道端で見かけたから」


「見かけた??それだけで??」


「すぐお前の彼女だってわかったよ」



…えっ!?


じゃあ、お兄さんのほうは私のこと知ってたってこと!?