「さっきから何言ってるの?ワケわかんない~!」

「だから、俺は七海のチョコレート待ってるからぁ~!楽しみにしてるなっ~じゃあな…」

そう言って司は鞄を振り上げて肩にかけると行ってしまった。

何だ?今のどういう事?

「七海~お待たせ~!」

綾香と英理が手を振りながら、歩いてきた。

「どうした?七海、何かあった?」

「今さぁ~司がいて…」

「えっ!司君どこどこ!!」

大騒ぎしている英理を無視して七海は綾香に話し出す。

「良くわからないんだけど…私に誕生日何欲しい?って。それで、私にチョコレート待ってるって?綾香どういう事?」

「嫌だもぉ~さすが、天然!それって、告白じゃん~」

「告白…は~っ?告白って、何で…」

「やだ!何で司君、七海にコクってる訳?ウソ~えり折角チョコレート買ったのにぃ~ショック!」