「麻李!おはよー! どう?」 「ぇっ…ど、どしたの?その恰好…」 「イメチェン、してみましたー☆」 夏樹はいつもと全然違ってた。 膝上10センチの丈のスカート。 セミロングの髪は巻いて、バレッタで止めて。 何より、薄い化粧がもとから美人の夏樹を一層引き立てる。 「いや、綺麗、だよ?…でも、なんで突然?」 「昨日、小松くんに言われたじゃない?ダサいって。そのあと、やっぱいろいろ考えて。」 夏樹、絶対小松くんに恋したんでしょ。 頬が赤く染まってる。 でも、これは夏樹だけじゃなかったんだ。