アルバ…

あなたの誕生日。

私はあなたあなたに似合いそうな鞄をかった。
シンプルで大人っぽいもの。



彼女でもないのにこんなことしていいのかな…なんて悩んでると、
「あげなきゃダメでしょ!」

って渚に言われた。


受け取ってくれなかったらどうしよう…

そんな不安を胸に、私は放課後にあなたなもとへ行く決心をした。




放課後、あなたのクラスを訪れると、あなたは女の子と二人でいた。


私、自信なくしちゃった。

だって、可愛いんだもん。その女の子。


たぶん…告白かな。

付き合うのかな…


「ごめん。俺、好きな子いるから。だから、受け取れない。」

あなたの声が聞えた。

私のプレゼントも受け取ってくれないかもしれない。


足がガタガタしてる。

手もブルブル震えてる。



女の子は泣きながら、教室を出て行った。