アルバ…

「じゃあパーティー初めてましょうか~」

和真の一言で雰囲気が一気に変わった。



みんなそれぞれ持参したプレゼントをテーブルの上に並べる。

翠さんのものが一番大きい。

渚のものは小さいが厚みがある。

和真のものは小さく、薄い。

私のものは翠さんの二回り小さいかんじ。



これはゲームをして一位の人から順番に好きなものを選ぶルール。

ゲームはとっても簡単で昔流行っていた『指スマ』。今、私たち四人の中で密かな第二次ブームとなっている。


順番は和真・渚・翠さん・私。

ゲームスタート!

『いっせーのーで』

一声のコール

「さん!」

見事3本の指が上がり、和真の手は一つなくなった。


「いきなりかよ~」

って翠さんが嘆く。