私が泣いてる所に、


誰かがやって来た。



だれ?蓮?


上を見上げると


蓮じゃ無かった…




「蓮さんだと思った?」


そこには私のクラスメイトの

吉田くんがいた。




「なんで、ここに吉田くんが?」


「うぅー、俺亜樹ちゃんの気持ち分かるから」


えっ?分かるって…。
もしかして、吉田くん私のこと
からかってる?


「俺も、好きだった子と付き合ってたんだけど
 本当は遊ばれてただけだったんだ」


そう私に優しく話してくれた。


「その時にね、ある女の子が僕の目の前に現れたんだ。
  話したことはあんまり無かったんだけど
 僕には彼女が天使に見えて、
  前向きにあるいて行こうって決めたんだ。」


吉田くんは、強いなぁ

そう思った。


「吉田くんはその子の事が好きなんだね」



「まぁ、話したことあんまり無いから
  彼女はどう思ってるか分かんないんだけど」


「大丈夫だよ!吉田くんいい人だから」



気付けば、私は泣きやんでた。