不良のあなたとあたしの物語(完)

ホッとしたら急に目が潤んできた。



「けっけいやーー。」



そう叫んであたしは圭也に抱きついた。



「ごめんな。怖い思いさせて。」


そう圭也は言って抱きしめる力を強めた。



圭也に落とし前のこと聞かないと…。



「あっあたし落とし前って聞いたけど圭也は何かしたの?」



「あいつらの勘違いだよ。俺昨日コンビニ行ったあとの帰り道に倒れてるやつらを見たんだよ。警察呼ぼうとしたらあいつらが現れてよ…。偶然にもあいつらの仲間だったみてえなんだよ。」