「はは、夕食食べてく?」 「でも……」 「丁度一人鍋でもしようかと思ってたの。 付き合ってよ」 無理矢理ソファーに座らせて鍋を温め始める。 野菜と豚肉を入れて、鍋を煮詰めた。 しばらく経って鍋をテーブルに運ぶと、良羽は目を輝かせて食べ始めた。 久しぶりに誰かと食べた夕食はおいしくて、自然と笑顔になった。