ここは自宅のマンションの屋上。 鍵は掛かっていなく、誰でも出入りできるこの場所はあたしのお気に入り。 毎日のように夜に来ては器用にフェンスに座って、空を見ながら足をぶらぶらさせる。 心地よい風が当たって癒される。 少ない星や月がきらきら輝いて、あたしの心を落ち着かせる。 それがたまらなく好き。 ちょっと危ないけれど、慣れてしまえばこっちのものだった。