大好きなんです。



「屋上はあたしだけのものじゃない。
ただあたしが好きだから行くだけ。
良羽も来たいなら勝手に来ればいいよ」




ほら、手挟まるよ!


と言って少し嬉しそうな良羽の手を押し戻す。


そのまま手を振りながらドアを閉めて自分の部屋に戻った。