きっとあなたを忘れない

「んでなに?」

俺は、急いで聞いた。

「ペンケース持ってきた?」

「あったりめーだ」

・・・・・・・?

「ないんでしょ?」

星音は呆れながら聞く。

「ん。ない」

「やっぱり・・・」

「星音ちゃーん貸して?」

「キモ。ハイハイ」

そういいながらも微笑みながら
俺にシャーペンと消しゴムを
貸してくれた。