「だから お願い!!
土曜のデート、あたしと代わって!!」


――――…ズキンッ



美佳子ちゃんの気持ちもわかる……。



でも―――…。



『ごめん……無理…。

あれは、代われないよ……。』



「へー 先輩の事好きって言いながら

翔真くんと遊ぶんだ……。」



『―――! 美佳子ちゃ―…』


「もう、いいよ……。

結愛なんか、知らない……。」



そう言って、美佳子ちゃんは

先に帰ってしまった……。



だって―――…

だって、美佳子ちゃんも大切だけど


翔真くんも大切なんだもん――…。



もう、どうしたらいいか


わかんないよ……。