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『翔真くん。ちょっといいかな?
話があるんだ……。』



翌日、あたしは 翔真くんを

呼び出した。



「………。 わかった。」


もちろん。この関係を
はっきりさせるために………。





『翔真くん、ごめんなさい!!!
この前の返事だけど………。』



「ちょっ!! 返事はまだいらないって!!」



『あたし、やっぱり凌馬先輩が好き!!!

電車で助けてもらったときから
ずっと、ずっと好きで――…


他の人を、好きになるなんて出来ないの!!』




―――――…これで


これで…いいんだよね――…?


なのに、なんで……?


なんで、こんなに苦しいの?



翔真くんの顔を見るのが

怖くて、目を合わす事が出来ない……。