「そこ大丈夫?拾うの手伝うよ!」 この声―――…!! 凌馬先輩……!!!! 「派手にばらまいたね? はいどーぞ!!」 『ありがとうございます!』 こんなところで話せるなんて! やったぁーっ!! 「………。 兄貴はいいよ。 後は俺らでやるし!!」 「いいよ!これ、数学だから うちのクラスまでっしょ?」 『じゃあ、あたしも一緒に 持って行きます!!』 先輩と一緒にいれるチャンス! 「大丈夫だよっ!僕1人で。」