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『翔真くん。まだかな…?』



もう、1時間もたってるのに………。


『もう。携帯さえ、壊れてなければ……。』



翔真くん……。早く来てよ……。



「結愛ーっ!!!!」



『…………えっ?美佳子ちゃん?』



なんで、美佳子ちゃんがここに……?



「はぁ…はぁ。結愛、ごめん。」



『えっ? 何?どうしたの?』

美佳子ちゃん、すごく息が切れてる…。



「電車で、結愛を助けた人

本当は、翔真くんなの!!!」



―――…えっ?


電車で、助けた人は翔真くんだったの?



『美佳子ちゃん、それ本当?』



美佳子ちゃんは、何度も頷いた。