一時間位経って、看守が入って来た。


彼は手代木ではなく、水島の牢の前に立った。


「水島。

話があるから出ろ」

水島は看守に連れられ出た。


彼が手代木の牢の前に来たとき、彼は看守を突き飛ばして、牢の格子に押し付けた。


手代木は格子の間から腕を出して、看守の首を絞めて落とした。


水島は看守から鍵を奪って、手代木の牢を開けた。


水島が言った。


「さあ、逃げましょう」