影山は元京都見廻組のメンバーだったが、手代木とは別の班にいた。 鳥羽伏見の戦いで別れたきりでその後はお互い何をどうしているか分からなかった。 「なれの果てが酔っ払いか」 手代木は彼の哀れな寝姿に向かって呟いた。