父親に殴られたところが

ジンジンと

痛み出す。


「いってぇんだよ…」

自分の無力さに

腹が立つ。


「なんであたしは…

こんなにも無力なんだよっ…」

ガンッと

ドアを蹴った。

それでも

あたしの脚が痛むだけで…。

何もならない。


とにかくあたしが

高校を卒業するまでは

この辛さに

耐えて行かなきゃいけないんだ。