「この公式を使った方がスマートなんで」 僕はそう言うとチョークを置き 自分の席へと戻った 「お前すげーな」 水城 空がこちらを向いた 「普通だよ?」 「いやすごいよ」 次は水城 大地がそう言った 「「あの人を唖然とさせるなんてな」」 「あの人?」 「数学の先生」 「あの殺気の中」 「「よく問題普通に解いてたよ」」