てか!
なんであたしの名前を知っている!?
いつの間にか礼央いなし!!


「聞いてるぅ!?」


「ぎ、ぎやぁぁぁあああ!!」


怖い怖い!!
何!?何なの!?
新手のいじめ!?
入学早々大声で呼び出しって罰ゲームかなにか!?


とにかく壊れたあたしは全力で逃げる。

ひ、冷や汗止まんねぇ!!


無我夢中で走っていると、

―――パシッ―――

「oh NO!!!!」


誰かにつかまれたぜぃ!!


恐る恐る振り返ると、


にっこり笑っている金髪イケメンがいた。


その瞬間、
あたしは、



意識を吹っ飛ばした。