アハハハっ。

突然杏が笑いはじめた。

へ?


「やっと言ってくれた。私は、彼方先生が好き。だけど、それは、医者として尊敬してる好きであって、奏の好きとは違うよ」



私は、力が抜けて、その場に座り込んだ。


「杏。知ってたの?」


「うん。彼方先生も奏の事好きなのは、昨日知った。付き合ってるの?」


何って言えばいいんだろ?