旦那様はドクター


「杏。話しがあるんだけど…」


私は、杏を誘って屋上に行った。

「あの…。杏は彼方先生が好き?」
私は、ドキドキしながら杏に聞いた。


「好き」


え??

杏が彼方を好きなのは、知っていた。
彼方を追いかけてこの病院に入ったことも。

でも、どこかで信じてた。


「奏は?彼方先生のこと好き?」


えっ?

「私は、好き。だから、杏には負けない」