彼方を見たとたん、安心したのか、咳が酷くなった。 ゴホゴホッ… ゼェゼェ… ゴホゴホッ…ゴホゴホッ… 「奏?喘息出たの?」 「今、彼方を呼びに行こうと…って知り合いなの?」 彼方と大翔先生が話していた。 「ああ。また話すから、とりあえず、俺のかばん取ってきてくれない?悪いなっ」 「わかった」 大翔先生は行ってしまった。