いつまでも、トイレにいてもだめだから、トイレの前で座って呼吸を整えていた。 「大丈夫?どうかしたの?」 そう言って来たのは大翔先生。 「大丈夫です。少し気分が悪くて」 「顔色わるいね。皆のところで、横になる?」 「いいえ。心配かけたくないので、いいです。大丈夫です。」 少し、良くなってきたので、もう帰ろうと思った。 「私。もう帰ります。」 そう、言って荷物を取りに戻った。