「家族は、俺が守るから。子どもたちが、喘息を患って生まれてきたとしても…俺達の子どもであることは変わりないし、俺が助けるから。迷惑なんて、思わない。家族が辛い思いをしているのを、助けてやりたい。」 彼方はいつも、私の不安を取り除いてくれる。 「本当に迷惑じゃないの?」 「ああ。奏、愛してるよ」 彼方は、私を抱きしめ、優しくキスをしてくれた。