「呼吸器科の仙崎彼方先生よ」 なんだ。彼方か。 ってえ〜?? 彼方? 「…そう…なんだ」 「私、彼方先生好きなんだ。彼女とかいるのかな?」 「どーだろ?あっ私、大翔先生待たしてるから、行くね」 あの場にいるのが辛くなった私は、ナースステーションを後にした。